第6回

「インフルエンザを知り、インフルエンザウィルスと戦う」

平成23年12月5日

PORTA神楽坂 18:30 - 20:30 

 

筑波大学大学院 人間総合科学研究科(基礎医学系)教授 永田 恭介 氏 

 

ウイルスは細菌とは異なり、水・栄養・温度などをいくら整えても増殖せず、病気も起こさない。

肝炎ウイルスで呼吸器の病気にはならないし、人はネコエイズに罹らない。

ウイルスは遺伝子を持ち、他の生物の細胞を利用して自己複製をするが、生物の範疇に入りづらい存在である。そして生物に感染して宿主の健康を害する場合がある。

この中で、本来は水鳥を自然宿主としていたウイルスが突然変異により、人の呼吸器への感染性を持つようになったものがインフルエンザウイルスと考えられている。

ここで、インフルエンザウイルスがどのようにして増殖し、流行性感冒の流行を起こすのかの解説。

スペイン風邪による死者は4,000万人~5,000万人であったこと、加えて現代では航空機により、人の移動が高速であることから、水際防疫と新薬の開発が必須であること。

感染予防の有効な手段はワクチンであるが、備蓄状況の問題点、加えてその製造は流行の終りに発生した株を探して行うので、時間的に後追いとなっていることを解説。

最後に、インフルエンザウイルスを制御するための最新の研究状況と、予想される成果について、さらにウイルスの特徴を活かした遺伝子治療がいかに有効であるかの解説。

 

写真はウイルスの大きさ(小ささ)を解説中の永田先生

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インフルエンザウイルスを撲滅することは

(できないかもしれないと思う)

 

インフルエンザウイルスを制御することはできる

(と思う)

 

制御するにはウイルス増殖のメカニズム

完全に理解する必要がある

(確実に)

 

研究者は、頑張る!