第17回 韓国企業の強みと弱み ~サムスン、現代自を中心に~

平成25年1月11日(金) PORTA神楽坂 18:30~20:30

 

福田 恵介(ふくだけいすけ)氏

1968年長崎県生まれ。1991年神戸市立外国語大学外国語学部ロシア学科卒業。毎日新聞記者を経て、1992年東洋経済新報社入社。1999~2000年朝鮮日報・方一榮文化財団言論人フェローとして韓国・延世大学韓国語学堂留学。現在東洋経済新報社記者。

 

                サムスングループ
         エレクトロニクスから保険まで、韓国を代表する世界企業

 

 半導体や家電など日本の”お家芸”産業で急速に存在感を増すサムスン電子。スマートフォン「ギャラクシー」の人気も加わり、日本での知名度もますます高まっている。
 サムスン電子は、サムスングループの代表企業。同グループ全体の売上高、営業利益の7割超を占める。今年4~6月期の連結決算では、売上高3.3兆円、営業利益では約4700億円と四半期ベースで過去最高を記録した。
 サムスンは1933年、故・李乗喆氏が設立した「三星商会」が原点だ。乾物や野菜などの輸出で得た資金を元に、当時は有望産業だった製粉業などを手掛け、さらなる富を得た。電子・家電産業に乗り出したのは69年。日本の三洋電機との合弁会社「三星三洋電機」とサムスン電子を設立した。
 現在、サムスングループの頂点に立つ李健煕会長は、李乗喆氏の三男。「妻と子供以外、すべてを変えよ」と訴え、グループ社員の意識から行動まで変革を促すと同時に、時代の先を読んだ迅速かつ大胆な投資を実行。現在のサムスンを創り上げた。
 現在69歳の李健煕会長の後継者には、李会長の長男・李在鎔サムスン電子社長兼COOが目されているが、長女、次女も同グループ企業の経営者として実績を残している。時に「サムスン王朝」「サムスン帝国」と揶揄されるほど韓国経済・社会に多大な影響力を及ぼす同グループを誰が率いるかは、今後の大きな関心事だ。

著作
図解 金正日と北朝鮮問題―恫喝する隣国、無防備な日本   福田恵介
アン・チョルス 経営の原則─ソウル大学白熱講義   アン チョルス、 福田 恵介
李健煕(イ・ゴンヒ) ──サムスンの孤独な帝王   李慶植、 福田恵介
サムスン電子―躍進する高収益企業の秘密   韓国経済新聞社、 福田 恵介
朝鮮半島のいちばん長い日―南北首脳会談の真実   崔 源起、鄭 昌鉉、 福田 恵介
サムスンCEO   洪 夏祥、 福田 恵介 
サムスン電子―躍進する高収益企業の秘密  韓国経済新聞社、 福田 恵介