第13回 平成29年9月30日(土曜) 専売ホール 13:00~17:00

高齢者を取り巻く医療・介護・社会保険の現状と課題

概要 :  最近の国立社会保障・人口問題研究所の報告によりますと、年金や医療、介護などに       使われた2015年度の社会保障給付費は、114兆8596億円(前年度比2.4%増)で過去最高を更新、国民1人当たり90万3700円(前年度比2万2200円増)、国内総生産(GDP)比は21.58%です。

一方、国の財政は、最近の財務省統計によりますと、国債発行約935兆円、借入金約54兆円、政府短期証券約82兆円、計1072兆円の財政債務を抱えており、人口の高齢化、経済成長の伸び悩み等、消費税引上げ先送り等により、益々厳しさを増しております。

1961年に完全普及化された国民健康保険制度や2000年に施行された介護保険制度は、先進国の中でも優れた制度として定着してきましたが、財政事情、給付事情の不透明な今日、高齢者と若い世代が“分かち合い”ながら、年金、医療、介護問題にどう向き合っていくかは、国民ひとりひとりにとって大きな課題です。

今回の市民公開講座では、社会、医療、介護保険制度に関わる財政、保険制度、医療・介護の現場・人材、各分野の専門家を講師にお招きし、高齢者を取り巻く社会保障全般の現状と課題等に焦点を当てたお話しを頂き、今後のあり方について皆様とともに考えたいと思います。

 

講演1  『超高齢化社会における社会保険 -社会保険を巡る論点ー』

 

横山寛和氏 

 

愛知大学経営学部会計ファイナンス学科 助教授 経済学博士

 

 

 

関西学院大学経済学部 同大学院経済学研究科 博士(経済学)

 

専門・研究 財政学、社会保障論/公的年金の所得保障機能と持続可能性

 

担当科目 年金・保険論、財政学・理論、財政学・政策、外国書購読、入門ゼミ、専門演習

 

過去5年間に発表した著書・学術論文・学会報告

著書(著書[単])

公的年金の持続可能性分析 年金数理とバランスシートによる接近 日本評論社 2015年06月

学術論文(学術論文[単])

公的年金の財政検証と公的年金制度の課題 『年報』27号, 一般財団法人山口老年総合研究所

9-22頁 2016年03月

学術論文(学術図書[共])

日本財政の現代史III 構造改革とその行き詰まり 2001年~ 有斐閣

小西砂千夫 全348頁 195-220頁 2014年05月

学術論文(博士論文[単])

公的年金の持続可能性分析 年金数理とバランスシートによる接近 関西学院大学甲経第55号 全199頁 2013年12月

論文・解説(学術論文[単])

わが国の公的年金財政の将来推計モデルの開発 『産研論集』 No.40 関西学院大学産業研究所 99-107頁 2013年03月

その他(調査研究報告書[共])

新地方公営企業会計基準、自治体財政健全化法と地方公営企業への政策コスト分析の適用

『地方公営企業の法適用化及び経営戦略に関する事例研究の調査報告書』地方公営企業連絡協議会 佐藤滋 83-105頁 2016年03月

学会等発表(研究会発表[単])

被用者年金の適用拡大が年金財政に及ぼす影響 第48回CAPS研究会「日本の財政政策の中長期の課題3」(京都大学産業研究所先端政策分析研究センター) 2013年12月

学会等発表(学会発表[単])

医療保険制度の財政制約, 制度間格差と制度改革 後期高齢者医療制度を巡る政治過程 日本地方財政学会第21回大会 (専修大学) 13.企画セッション【社会保障政策の歴史的文脈】 2013年05月

学会等発表(研究会発表[単])

被用者年金の適用拡大と年金財政:年金数理モデルによる検証 社会労働研究会 (大阪ガーデンパレス4F会議室)

2013年02月

社会貢献等(社会における主な活動)

三重県財政改革専門員会「予算編成プロセスの見直し」検討ワーキンググループ

 

講演2  『「生きる」リスクを考える 豊かなセカンドライフを迎えるために』

 

 

熊谷祐子氏  

 

熊谷社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士

 

㈳社労士成年後見センター東京 府中地区長

 

 

 

19595月生まれ、東京都世田谷区出身

 

<職歴>

 

1978年 立川株式会社

 

1983年 経営情報サービス株式会社

 

(オリエンタルランドへ出向)、長女出産

 

1987年 株式会社チェックポイント

 

2000年 三井物産プラントシステム株式会社

 

2009年 社会福祉法人秀峰会

 

2010年 社会保険労務士登録

 

2012年 特定社会保険労務士付記

 

2013年 熊谷社会保険労務士事務所開業

 

 

 

女性は結婚したり、妊娠したら退職するという時代に、出産予定日まで勤務、産後休業終了とともに復帰。実母の介護を通じ、女性の働き方を考える。母校の教えである「怒るな、働け」に励まされ、常に前向きに業務に取り組んでいます。

 

 

講演3  『高齢者の医療と介護について』

栗原正紀氏  

 

一般社団法人是真会 長崎リハビリテーション病院 理事長・院長

 

昭和53年 長崎大学医学部卒業

長崎大学医学部附属病院脳神経外科学教室入局

昭和60年 米国国立衛生研究所研究員

平成2年   長崎大学脳神経外科講師

             十善会病院脳神経外科部長

平成7年  十善会病院リハビリテーション科部長                    兼務

平成11年 十善会病院副院長

平成13年 近森リハビリテーション病院 院長

平成18年 近森リハビリテーション病院院長辞任

             社団法人是真会理事長 就任

平成20年 長崎リハビリテーション病院 院長

長崎大学工学部・医学部非常勤講師 現在に至る

[略歴]

昭和53年長崎大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院脳神経外科学教室 に入局。平成2年長崎大学脳神経外科講師、その後、長崎市内の老舗の救急病院である十善会病院の脳神経外科部長として赴任。平成11年同病院副院長を 歴任。この間、長崎実地救急医療連絡会をたちあげ(平成4年)救急医療シス テムの構築を、また長崎斜面研究会の初代代表(平成9年)として地域リハビリテーション、まちづくりなどに参画し、平成13年から近森リハビリテーシ ョン病院院長として5年間勤務、平成18年6月末院長職を辞し、社団法人是 真会理事長就任。平成20年2月長崎リハビリテーション病院(143床、全館回復期リハビリテーション病棟)を開設(同院長)。現在に至る。

[専門医]

日本脳神経外科専門医 日本脳卒中学会専門医

[所属学会]

日本リハビリテーション医学会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 日本脳神経外科学会 日本脳卒中学会 日本救急医学会 日本臨床救急医学会

日本脳神経外科救急学会

[委員会]

厚生労働省 医政局チーム医療推進検討対策WG委員 日本臨床救急医学会 地域救急医療検討委員会委員 日本病院会 医療の質向上検討委員会副委員長

長崎県脳卒中検討委員会委員 長崎市脳卒中地域連携委員会委員長

[役職]

日本リハビリテーション病院・施設協会 副会長 全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 副会長 NPO法人 長崎斜面研究会 副理事長 NPO 法人 地域の包括的医療に関する研究会

副理事長 日本脳神経外科学会評議員 日本脳神経外科救急学会評議員 日本摂食嚥下リハビリテーション学会評議員 

[著書]

「救急車とリハビリテーション」荘道社 1999

「続・救急車とリハビリテーション」荘道社 2008

分担執筆

「これからのリハビリテーションのあり方」 青海社 2004

「地域リハビリテーションプラクシス」医療文化社 2004

「救急ナビゲーター」 荘道社 2005

「脳神経外科体系」中山書店 2005

「救急医療の基本と実際 小児・新生児・高齢者」荘道社 2005

「脳卒中急性期治療とリハビリテーション」南江堂 2006

「脳卒中リハビリテーション連携パス」医学書院 2007

「脳卒中急性期管理Q&A」総合医学社 2008

「高齢者リハビリテーション医療グランドデザイン」青海社 2008

「リハビリテーション連携論」三輪書店 2009

「回復期リハビリテーション病棟第2版」三輪書店 2010

 

 

 

以下は講演終了後に行われたQ&Aの様子です。